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東京藝術大学美術館「うらめしや〜冥土のみやげ」

芸大美術館の幽霊画展、なかなかのボリューム。

入ってすぐは三遊亭円朝関連作品が並んでたりして「こんなもんか」と思ってたら、、まず歌川広重の「瞽女(ごぜ)の幽霊」で恐怖のどん底に突き落とされる。その後も幽霊画が続き、かの有名な円山応挙の幽霊画で、少し落ち着く。美人画だ。

と思ったら後半に入って歌川国芳の、幽霊というか「物の怪」が出てきたり、牡丹灯籠や番町皿屋敷、四谷怪談などの名作怪談噺をストーリーを追いながら絵画を追ったり。視覚的に情報が入るもんだから恐怖もひとしお。とどめに一龍斎貞水の高座「四谷怪談」の映像作品がたっぷり20分。

恐ろしさに終始するのかと思えば、そこはそこ。最後に「うらみが美に変わるとき」と題して、恐ろしさの中の美しさを追求する。最後の最後に登場する吉川観方、鏑木清方、松岡映丘による3つの絵画に描かれる女性幽霊の姿の美しさたるや。